なぜお風呂上がりに眠くなるのか?心地よい眠気の正体を科学的に解説

体の仕組み

「お風呂から上がったら、なんだか急に眠くなった…」
そんな経験、誰にでもありますよね。
体がぽかぽかしてリラックスしてくると、まぶたが自然と重くなる。
実はこの“お風呂後の眠気”には、しっかりとした生理学的な理由があるんです。
キーワードは深部体温副交感神経。この2つがタッグを組んで、あなたを「睡眠モード」へと導いているんです。

体の奥が温まり、深部体温が下がる準備を始める

お風呂に入ると体が温まるのは当たり前ですが、実は「皮膚」だけでなく、体の内部の温度=深部体温も上昇しています。
この深部体温は、日中が最も高く、夜になるにつれて自然に下がっていくのが通常のリズム。
人間の体はこの“体温の下降”を合図に「そろそろ眠る時間だな」と判断します。

つまり、お風呂で一度深部体温を上げると、その後に体が熱を逃がすために血管を拡張し、体温が下がり始めます。
この“体温が下がるタイミング”がまさに眠気を誘発する瞬間なんです。
科学的に見ても、入浴後1〜2時間で眠気が強くなるのは、深部体温の低下と密接に関係しています。

副交感神経が優位になって「リラックスモード」に

もうひとつのポイントが副交感神経の働き。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、前者は活動モード、後者はリラックスモードを司ります。
お風呂に入ると、温熱効果で血管が拡張し、体がゆるんでいきます。すると副交感神経が優位になり、脈拍がゆっくり、呼吸も深くなる。
この状態こそ、まさに“眠りの準備”に最適な状態なんです。

一方で、シャワーだけで済ませた場合は、体の深部まで温まらないので、副交感神経が十分に働かず、寝つきが悪くなることも。
寝る前にしっかり湯船につかることで、体と心のスイッチを「オフ」に切り替えやすくなるんですね。

理想の入浴タイミングは「寝る90分前」

睡眠の質を上げたいなら、入浴時間のタイミングも重要です。
研究では、就寝の約90分前にお風呂に入るのが最も効果的とされています。
これは、入浴で上がった深部体温がちょうど90分ほどで自然に下がり、眠気を誘発するリズムにぴったり合うからです。

また、お湯の温度は38〜40℃のぬるめがベスト。
熱すぎるお湯(42℃以上)は交感神経を刺激してしまい、逆に目が覚めてしまうこともあるので注意です。

快眠をサポートする「お風呂上がりの過ごし方」

せっかく副交感神経が優位になっても、入浴後の行動次第で台無しになることも。
ここでは、お風呂上がりに眠気をスムーズに睡眠につなげるコツを紹介します。

① 明るい照明を避ける

蛍光灯やスマホのブルーライトは交感神経を刺激します。
お風呂上がりは間接照明や暖色系の明かりで“眠れる雰囲気”を作りましょう。

② 冷たい飲み物を避ける

冷たい飲み物は体温を急激に下げ、内臓を冷やしてしまいます。
温かいハーブティーや白湯を飲むことで、体の温度をゆるやかにキープできます。

③ スマホよりストレッチ

軽いストレッチや深呼吸でさらに副交感神経を刺激。
体がリラックスして、自然な眠気に誘われます。

おすすめの「快眠サポートアイテム」

「入浴後にスッと眠りたい」人にぴったりのアイテムも紹介します。

1. バブ ナイトアロマ(花王)

リラックス効果のあるラベンダーやヒノキの香りで、副交感神経を刺激。
炭酸ガスの温浴効果で血行促進も期待できます。お風呂時間が癒しの時間に変わります。

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2. 睡眠用アイマスク(Wawalag(ワワラグ) あいみん アイマスク)

入浴後のリラックス状態をキープするなら、遮光アイマスクがおすすめ。
目から入る光を遮ることで、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を促進します。

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3. ハーブティー(カモミール)

お風呂上がりにホットカモミールティーを飲むと、副交感神経がさらに優位に。
体の内側からリラックスでき、自然な眠気をサポートします。

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まとめ:お風呂は「眠りのスイッチ」だった!

お風呂上がりに眠くなるのは、深部体温の低下副交感神経の働きによって、体が「休息モード」に切り替わるから。
入浴は、眠りに入るための“自然なスイッチ”のようなものなんです。

寝る90分前に、ぬるめのお湯でゆっくり温まるだけで、睡眠の質はグッと向上します。
忙しい日こそ、湯船につかって「1日のリセット」を。
明日も気持ちよく目覚められるはずです。