冬の相棒といえば、あったかくて触り心地のいいウールニット。でも、衣替えの時期に「クリーニングに出すのも面倒だし、自宅で洗いたいな…」と思ったこと、ありませんか?実はウールニットは自宅でも丁寧に洗えば縮まず、ふんわりした風合いをキープできるんです。この記事では、ウールニットを“失敗せず”に洗うための手順を、わかりやすく紹介します!
まず知っておきたい:ウールが縮む理由
ウール素材は「動物の毛(主に羊毛)」でできています。この繊維は「スケール」と呼ばれるウロコ状の構造をしており、これが縮みの原因になります。お湯や摩擦でスケールが開き、絡み合ってしまうと繊維がぎゅっと詰まって縮むんです。
つまり、ウールを洗うときのポイントは「熱」と「摩擦」をいかに抑えるか。この2つさえ気をつければ、自宅洗いでもプロの仕上がりに近づけます!
ウールニットを洗う前にチェックするポイント
① 洗濯表示を確認する
まずはタグを確認しましょう。「手洗いOK」「ウールマーク入り」などがあれば自宅洗いできます。逆に「ドライクリーニングのみ」と書かれている場合は、繊維が繊細なので無理せずクリーニングへ。
② 毛玉・汚れを先にチェック
毛玉は洗濯中にさらに絡まりやすくなるので、事前に毛玉取り器やハサミで軽くカット。袖口や襟元など、皮脂汚れがつきやすい部分は中性洗剤を少しだけ垂らして指でなじませておくと、汚れ落ちが良くなります。
ウールニットを自宅で洗う手順
ここからは実践編!ウールニットをふんわりキレイに仕上げる洗い方を、ステップごとに紹介します。
STEP1:ぬるま湯と中性洗剤を用意
まずは洗面器や洗濯桶に30℃以下のぬるま湯を用意。お湯が熱すぎると縮む原因になります。そこに中性洗剤(おしゃれ着用洗剤)を規定量入れてよく混ぜます。
おすすめは「エマール」や「アクロン」などのウール対応洗剤。一般的なアルカリ性洗剤(普通の洗濯洗剤)は繊維を傷めてしまうのでNGです。
STEP2:やさしく押し洗い
ニットを畳んだ状態で水に沈め、両手で軽く押したり離したりして汚れを浮かせます。ここでゴシゴシこすらないことが最大のポイント!摩擦が起きるとスケールが絡み合い、縮みの原因になります。
5分ほどやさしく押し洗いをしたら、洗剤液を軽く絞り出しましょう(ねじるのはNG)。
STEP3:2回すすぎ
新しいぬるま湯に入れ替えて、同じように押し洗いしてすすぎます。泡がなくなるまで2回ほど行いましょう。ここでも決して揉まない・こすらないを意識してください。
STEP4:柔軟剤を使う(仕上げ)
最後のすすぎのタイミングで柔軟剤を少し加えると、静電気防止やふんわり感の維持に効果的です。香りが付くタイプもあるので、好みに合わせて選びましょう。
STEP5:タオルで脱水
洗濯機の脱水は強すぎるのでおすすめしません。代わりに大判のバスタオルを広げ、ニットを挟んでやさしく水気を吸い取ります。軽く押してタオルに水を移すイメージでOK。
それでも水分が多い場合は、ネットに入れて洗濯機で10〜20秒だけ脱水しても大丈夫です。長くやるとシワや型崩れの原因になるので注意!
STEP6:平干しで自然乾燥
ニットはハンガーにかけると伸びてしまうので、平干しが鉄則です。バスタオルを下に敷き、形を整えてから日陰で風通しの良い場所に置きましょう。
直射日光は黄ばみや縮みの原因になるので、避けるのがポイントです。
仕上げのコツ:ふんわり感を復活させる方法
乾いた後、少し固く感じる場合はスチームアイロンを使ってみましょう。直接当てずに、アイロンを2〜3cm浮かせた状態でスチームを当てると、繊維がふんわりと立ち上がります。
また、ウールは繊維が動物性タンパク質なので、アイロンの熱やスチームで元の形を整えやすい特性もあります。シワが気になる場合にも有効ですよ。
やりがちなNG行動まとめ
- お湯で洗う(縮みの原因)
- ゴシゴシこする(毛玉・フェルト化)
- 長時間水に浸ける(繊維が弱る)
- ハンガー干し(伸びる)
- 直射日光で乾かす(変色)
これらを避けるだけで、ウールニットの寿命はぐっと延びます!
収納前のひと工夫で次の冬も快適に
洗って乾かした後は、しっかり湿気を飛ばしてから収納します。完全に乾いていないと、クローゼットの中でカビや虫食いの原因に。
防虫剤を入れる際は、衣類の上ではなく棚の上段に置くのがポイント。防虫剤は下に向かって成分が降りていくため、全体をムラなく守れます。
まとめ:ウールニットは「やさしく」「短時間」がカギ!
ウールニットを自宅で失敗せずに洗うコツは、たったの3つ。
- ぬるま湯と中性洗剤でやさしく洗う
- 脱水はタオル&短時間
- 平干しで自然乾燥
この流れを守るだけで、ウールのふんわり感も保ちつつ、清潔な状態で次のシーズンを迎えられます。クリーニング代の節約にもなるので、慣れれば一石二鳥!
衣替えのタイミングでぜひチャレンジしてみてください。お気に入りのウールニットが長く活躍してくれるはずです。

